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要約の勉強法 3STEP

文章を要約しなさい(200 字以内)

一橋二次試験の国語、大問 3 の設問は 2000~4000 字の文章の要約ただ一つです。

初めてこの問題に取り組むとき、大事そうなところを抜き書きして 200 字埋めればいいんでしょ?

簡単じゃん!

と思いませんでしたか?

でも実際に解いてみて、あっという間に字数オーバーしちゃった!とか、自分の解答を見直したら支離滅裂な文章になってた……と焦った人も多いはず。

国語はどの学部でも比較的配点が低いので対策を後回しにしがちです。

しかし裏を返せば、しっかり対策をすれば他の受験生に差をつけることができる科目であると言えます。

一橋の国語はかなり独特で、似た傾向の問題を出す大学も、要約の練習に特化した問題集も無いに等しく、どうやって勉強したらいいんだろう???と悩む人も多いと思います。

そこで今回は要約の勉強方法と解き方のコツについてご紹介します!

1. 問題を用意する

要約の対策を始める際、まずどのくらい問題を用意すればいいのか悩むと思います。

赤本 1 冊分(6 年分)+αで最低限 10 問は解いてほしいです。

+αというのは、青本、冠模試、予備校の一橋大受験生向けの授業などです。

高校や予備校に前年度の赤本がストックされていて利用できるなら、昔の一橋の問題をさかのぼって解いていくのもおすすめです。

人によって環境(予備校に通っているか、昔の赤本をすぐ借りられるか)は異なるので、自分が利用しやすいものを使ってください。

筆者(社会学部)にとっては国語が命綱、かつ浪人したので過去問 15 年分+青本1冊(5年分)+冠模試(河合塾と駿台、各2年分)+予備校の一橋大対策の授業で30問ほど解きましたが、上記の教材で特に大きな違いは感じませんでした。

2. 解く

(ⅰ) 時間について

本番では試験時間 100 分で大問 3 つを解かなくてはならないので、30 分ほどしか要約にまわせませんが、最初のうちはそんなに時間を気にしなくていいと思います。

筆者は初めて解いたときは 1 時間ぐらいかかりました。

何回か解いたら50分→40分→30分……と少しずつ制限時間を縮めていけばいいでしょう。

(ⅱ) 書くことを決める

何を書くか決める前に、まずは 1~2 回文章全体にざっと目を通しましょう。

最初にでてきた話題が最後まで展開されるとも、最後が一番大事なことだとも限らないし、時系列がグチャグチャで理路整然とは言い難い文章も多いです。

全てを理解する必要は無いので、とりあえずこの部分はこういう話題だな、ということをざっくり把握しましょう。

文章をなんとなく把握したところで、書く内容を取捨選択していきます。

切るべき部分は

• 具体例
• 逆接で否定されている事柄(「しかし」などの逆接の接続詞の前に書いてある事柄)
• 質問、問いかけ(「なぜ〇〇なのだろうか。」など)

です。

この 3 つを書いているとあっという間に字数オーバーします。

これらは読者を引き込むため、理解をしやすくするための補助的なもので、一番伝えたいことではありません。

ということで、逆に書くべき部分は

• 具体例が説明していること(「〇〇である。例えば……」の〇〇の部分)
• 逆接から導かれる事柄(逆接の接続詞の後に書かれている事柄)
• 質問、問いかけの答え

です。

(ⅲ) 字数の節約のために

内容を取捨選択するとはいっても、なるべく多くの情報を 200 字に詰め込みたいので、書き方にも工夫が必要です。

気をつけるべきことは

• 時系列に沿って並べかえる
• カテゴリー別にする
• 接続詞を乱用しない

未来について話をしていたのが唐突に過去の話に変わったら読み手は混乱しますよね。

無理に接続詞などでつなげると字数をとるばかりか非常に分かりづらい文章になってしまうので、解答を書き始めるまえに、時間順に整理しておきましょう。

カテゴリー別にするいうのは、本文では「A は〇〇、B は××。そして A は△△、B は■■」という書き方だとしても要約では「A は〇〇、△△。一方 Bは××、■■」というように書いた方がいいということです。

一橋の要約は何かを対比した文章を扱うことが多いです。

まず一方のことについて書き、その後でもう一方のことについて書いた方がスッキリした要約になります。

接続詞は便利ですが、多すぎると逆に分かりづらくなってしまいます。

一文をダラダラ書かずに句点で区切るほうが文法のミスも防げます。

3. 答え合わせ

いざ答え合わせしようと思っても、解答例と自分の解答が全く同じになることはほぼないでしょう。

採点基準を見ても、自分の要約のこの部分は採点基準のこれにあたるのかな……?と迷うこともあると思います。

これは他の科目の記述問題にも当てはまることですが、できるだけ高校や予備校の先生など自分以外の人に採点してもらってください。

漢字や文法の間違いや、話が飛躍している、等々書いた本人が気づきにくいこともチェックしてもらえます。

採点してもらったときは字数を食う余分な表現はなかったか、もっと簡潔に表現できるところはなかったかも合わせて聞くとよいです。

より簡潔に表現することは練習すればするほど上手くなりますし、国語に限らず他の科目にも必要なものです。

大学に入ってからも何かを要約しなければいけないことは多々あります。

要約の力が入試の得点源になるだけではなく、今後いろいろな場面でみなさんの役に立てば嬉しいです。

受験勉強頑張ってください、応援しています。